110番からの回答は全部を総括して 下に書いています。
① 私はなるべく自然な食品を子供におやつとしてあげています。
でも仲良しのママ友さんが あまりあげて欲しくないおやつをよく我が子にくれます。
そんな時、なかなか断れません。
② ママ友が家に来たとき赤ちゃんが娘のおもちゃを口に入れてしまいました。
まだ幼い赤ちゃんなので、私は気になりませんでしたが、
ママ友は「やめな! ダメ!!」と厳しく叱っていました。
私と考え方が違うので、我が子が同じことをママ友の家でしたときに、
私も叱らなければならないのか?と悩みます。
③ 寝ている赤ちゃんを家に一人残し、スーパーや銀行へ行くママ友がいます。
何度か注意したら「あの人は細かくてうるさい人」と他のママ友さんに
悪口を言いふらされました。
赤ちゃんの事が心配で言葉を選んで伝えたつもりでしたが、
結果として、私が悪者になってしまいました。
④ 生まれたばかりの赤ちゃんを連れて友だちの家に遊びに行った話しをしたら
ママ友に「まだ免疫もついていない赤ちゃんを外に連れ出すなんて非常識」
と注意されました。赤ちゃんの事を思って言ってくれたとは思いますが、
人からそこまで言われたくはないと思いました
⑤ 殆ど月齢が変わらないお子さんを持つママさんに
「あ~しなさいよ」「こ~しなさいよ」とお説教されます。
最初は頼もしく思いましたが、一つ一つ自分が正しいとばかりに話してくるので、
だんだん育児の先輩面しているように思えてきて、
ママ友さんがうっとうしくなりました。
⑥ ママ友が育児について度々助言を求めてくるので、
「うちはこうしてるよ」とアドバイスすると
「こっちの大変さも知らないで!」とそのたびに逆ギレされます。
なんて言って欲しいのでしょうか?
質問されるたびになんて答えていいのか困ります。
⑦ ママ友グループの中に一人だけ子どもを怒らないママがいます。
お子さんがおもちゃやお菓子を独り占めしても、
力づくで奪うなどしても何も言わず、いつもただ見ているだけです。
お蔭でそのお子さんやりたい放題。
一緒に遊ばせたくないなと思ってしまいます。
⑧ 我が子は泣き虫なので、おもちゃを取られたりすると
すぐ泣いて抱っこを求めてきます。
するとイヤミを言ったり、イヤな顔をするママさんがいて、
カチンとくることがあります。
110番からの回答:
育児観の違いで離婚をする夫婦がいる位ですから、ママ友達の間でも
育児観が違う事で悩みが出てくるのも当然だと思います。
子育ての仕方に関しては、他人には、立ち入ることの出来ない領域ですが、
どれだけ自分の主張を出来るか、どのように自分の考え(育児の仕方)を話せるか、は
相手との関係・その場の空気によると思います。
明るくぽ~んと自分の考えを言えれば、一番良いのですが、
なかなか誰でも言えないもので、考えれば、考えるほど、益々言いづらくなってしまいます。
ですが、
①のケース:食べ物等の場合には、「アレルギーがあるから」というと、簡単に断る事が出来ます。
②のケース:おもちゃを口に入れてしまう事に関しては、
自分の家に呼んだ時には、自分の育児の仕方で良いと思いますが、
相手のママさんのお宅に遊びに伺った時には、やはりお邪魔したお宅の
育児の仕方に合わせるのが良いと思います。
ただ、基本的に、育児観の違いは、その人の生き方の違いであり、
100人いれば、100通りの考えがあるわけなので、
相手は決して責めず、自分のスタイルは維持していくことが、
無理のないお付き合いになるのかな・・と思います。
よそのお宅のお子さんの心配は、結局
③のケース:赤ちゃんを心配して注意をした人=受け入れてくれず
④のケース:赤ちゃんが心配されて注意をされた人=受け入れられず
になります。また、
⑤のケース:助言されると うっとおしく思えて
⑥のケース:助言を求めていると思ったので、アドバイスすると 逆ギレ
になります。
上の話 全部をひっくるめて考えても、
育児に関するアドバイスは、難しいものです。
ママ友に求めているのは、たぶんアドバイスではなく、共感 だと思います。
⑦のケース:お友達に迷惑をかけたら、自分の子を叱る事。
子供は子供の中で成長していくけれど、善悪を教えるのは大事なこと。
周りのママさん達から、あの子と遊ばせたくないと思われたら、辛いので、
例え子供が小さかったとしても、きちんと社会のルールを教えること。
ママさん達は、決して、悪さをしているお子さんを怒っているわけではなく、
このケースのように、たいがい、叱らないママさんの態度に怒っています。
ただ、相手のお子さんが、悪い事をしていても、他のママさんが叱ってしまうと、
それは育児観の違いに口を出すことになり、今まで述べたようにママ友関係が
ぎくしゃく してしまうので十分気を付けましょう。
幼稚園などに入れば、先生が、指導してくれて、子供たちの間でのルールも定まります。
それまでの間の話なので、それぞれの親の育児方針に従いながら、頑張りましょう。。
⑧のケース:
よそのお子さんの性格を否定するような事は、相手が子供だろうと、
もちろん口を出してはいけない事です。
けれど、それをしてしまうママさんがいるので、
ましてや、他人の子供の性格に口を出すのでカチンとくるんですね。
相手のママさんが言ってはいけない事を言っている、
触れてはいけない範囲に踏み込んでいる、と思われますが、
小さい頃に泣き虫のお子さんも、成長とともに、ぐんぐんと逞しくなります。
泣き虫のお子さんは、いろんな事に気づいて反応して、
たくさん泣いて、苦しんだ分、人より心が強くなります。
だから、大きくなった時、周りのお子さんよりも、もっと強くなっています。
今の小さな時期の事にいやみを言ったり、いやな顔をするママさんの方が、
今の一瞬の事しか見ていず、視野が狭いので、全く気にしないで頑張りましょう。
カチンと来なくて大丈夫です。
言われたときにカチンと来なければ、
その場に合わせてその場の空気に合った自然に対応になっていると思います。